韓国の捜査機関は、非常戒厳宣言をめぐって内乱などの疑いでの捜査が始まった尹錫悦大統領について、出国禁止にしたと明らかにしました。
今月3日、韓国で44年ぶりとなる「非常戒厳」を宣言した尹大統領。野党が内乱などの疑いで検察や警察に告発し、それぞれの機関が捜査を始めました。
こうしたなか、政府高官らの不正を捜査する「高位公職者犯罪捜査庁」はきょう、尹氏の出国禁止を韓国法務省に申請し、認められたと発表しました。
この部署は、警察と検察に対し捜査を移管するよう要請していて、韓国の聯合ニュースは3つの捜査機関による主導権争いが「ますます過熱する様相だ」と報じています。
一方、韓国大統領府前では当時、国会に突入した特殊部隊の指揮官が初めてカメラの前に現れ、悲痛な思いを訴えました。
韓国陸軍707特殊任務団 キム・ヒョンテ団長
「隊員が犯したすべての過ちを指揮官である私がすべて背負っていきます。(隊員は)金龍顕前国防相に利用された最も残念な被害者です。隊員に罪はありません」
名前が挙がった金龍顕前国防相は、「非常戒厳」の宣言を尹大統領に進言したとされていて、現在、検察の特別捜査本部が身柄を拘束しています。
聯合ニュースは、特別捜査本部が早ければきょう夜にも裁判所に金氏の逮捕令状を請求すると報じています。
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