韓国の尹錫悦大統領はけさ、国民向けの談話を発表し、非常戒厳を宣言したことをめぐり、国民に不安と不便を与えたなどとして謝罪しました。ただ、自身の辞任については直接言及しませんでした。
韓国 尹錫悦 大統領
「今回の非常戒厳令の宣布は、国政の最終責任者である大統領としての切迫さから始まりました。しかし、その過程で国民に不安と不便を与えました。大変申し訳なく思い、大変驚いた国民の皆様に心よりお詫び申し上げます」
けさ、国民に向けた談話を発表した尹錫悦大統領は、非常戒厳を宣言したことをめぐり謝罪し、自身の「法的、政治的な責任問題を回避しない」と述べました。
また韓国内で懸念される2度目の「非常戒厳」の宣言については「決してない」と強調しました。
そして、「任期を含む今後の政局安定策」については、与党「国民の力」に「一任する」と述べ、自身の辞任については直接言及しませんでした。
談話を受けて、最大野党「共に民主党」の李在明代表は。
最大野党「共に民主党」 李在明 代表
「一言で申し上げると非常にがっかりする。国民の目線に全く合わず、国民の裏切られた気持ちと怒りをさらに高めるような発言ではないかと思う」
与党「国民の力」の韓東勲代表も。
与党「国民の力」 韓東勲 代表
「大統領の正常な職務遂行は不可能な状況であり、大統領の早期退陣は避けられない」
大統領に対する弾劾訴追案の採決はきょう午後5時ごろから行われ、可決には野党議員に加え、与党から少なくとも8人の賛成が必要です。
対応が注目される与党議員らは、けさ9時から議員総会を開き、議案への対応を協議しました。
ある参加者はJNNの取材に対し、与党の韓代表は「弾劾には反対する」意向を表明したということです。また、党内で大統領の任期短縮について議論することになる見通しだということです。
ただ、造反を抑え込めた状況とは言い切れず、採決の行方は依然として見通せない状況が続きます。
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