沖縄県立コザ高校の空手部員が顧問からの叱責を苦に自殺した問題を受け県が設置した、部活動改革推進委員会の委員も務める島沢さん。同じ委員の一人、沖縄大学の石原端子准教授のゼミ生(大学3、4年)とのディスカッションに臨んだ。参加するのは、亡くなった生徒と同世代の学生たちだ。
▽男子学生
「コザ高校の自死のことを学んでいけばいくほど、楽しくやっていた部活でこうなるのは良くないと、めちゃくちゃ思います」

▽別の男子学生
「自分はチームスポーツをやってきたけど、監督の押し付けというか自分がやりたいことをさせてもらえなかったというか… 監督の型にはめたチームプレーをやっていけという感じで、好きなことができなかった」
▽島沢優子さん
「 “なんちゃって押し付けていませんよ大人” もいるんですよ、本当は押し付けているのに」
それでも子どもがそうした指導に応え、大人に合わせていく理由を、島沢さんはこう表現する。「なんちゃって主体性」。