アメリカのトランプ次期大統領は、議会乱入事件に関連して有罪判決を受け、服役したナバロ元大統領補佐官を貿易と製造業を担当する上級顧問に起用すると発表しました。
トランプ氏は、「『ディープステート』=闇の政府からひどい扱いを受けたナバロ氏が貿易と製造業を担当する上級顧問に就任する」とSNSに投稿しました。
ナバロ氏は、前回のトランプ政権で大統領補佐官として通商政策を担当しましたが、2021年の連邦議会乱入事件について議会の調査を拒み、実刑判決を受けて収監されていました。
また、トランプ氏は、NASA=航空宇宙局の長官に、実業家のアイザックマン氏を指名すると発表しました。アイザックマン氏は、イーロン・マスク氏がCEOを務めるスペースXの宇宙船で船外活動を行ったことのある資産家です。
さらに、トランプ氏は、SEC=証券取引委員会の委員長に、暗号資産の規制緩和に積極的なアトキンス氏を起用すると発表しました。
現在の委員長は暗号資産の規制強化を進めてきましたが、「アメリカをビットコイン超大国にする」などと公約しているトランプ氏のもと、委員会は暗号資産の推進に転換しそうです。
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