病気で日常生活が制限されている子どもたちに、遊びとユーモアを届ける活動、赤い鼻がトレードマークの「クリニクラウン」。病院の “クリニック” と道化師の “クラウン” を掛け合わせた言葉だ。沖縄県内でたった1人のクリニクラウンが、この活動を広げるため、新しい仲間を募集している。

赤い鼻をつけたクラウン。ベッドで過ごす子ども一人ひとりに声をかけ、遊びに誘う。

明るい声やコミカルな仕草で部屋の雰囲気を和ませる彼らは、病院や施設を訪ね、治療を頑張る子どもたちに遊びとユーモアを届ける。

クリニクラウンが来ると、子どもたちはたちまち笑顔になる。

▽施設職員
「(子どもたちが普段と)全然違います、やっぱり楽しかったと思います」
「笑顔になるというのは、子どもたちにとって本当は当たり前のこと。けど医療ケアをしていると、どうしても我慢することが多いので。だから純粋に楽しいと感じる時間があるのとないのとでは、やっぱり違うのかな」

子どもが笑顔になれる環境をサポートするクリニクラウンに求められるのは、パフォーマンスの技だけではない。施設側との打ち合わせではこんな光景がある。