新潟県は3日、胎内市内で発生した高病原性鳥インフルエンザへの対策として続けていた鶏などの移動制限や消毒ポイントの運用を、12月4日の午前0時に解除すると発表しました。
新潟県では11月6日に、今シーズン県内2例目となる高病原性鳥インフルエンザの感染が胎内市内の養鶏場の採卵用の鶏から確認されていました。
県では、自衛隊に災害派遣要請を行って約33万7000羽の殺処分などの防疫措置が完了した11月12日以降も、周辺への感染拡大を防止するために、半径3km以内の鶏などの移動制限や、車両などに対する消毒の徹底を行っていました。
新潟県によりますと、3日中に異常が確認されなければ、半径3km以内の区域に設定された移動制限を解除するとともに、日本海東北自動車道そばの中条IC駐車場に設けられていた消毒ポイントの運用を終了するということです。
これにより、新潟県内の高病原性鳥インフルエンザへの対応は完了となりますが、3日には宮崎県の養鶏場で鶏肉用の鶏から全国で12例目となる感染が確認されており、引続き県では、野生動物の侵入防止対策や消毒の徹底などを養鶏場に呼び掛けています。














