今月は、食品の衛生管理の強化月間です。
これに合わせ、県内のスーパーなどではきょう、保健所による立入検査が始まりました。
この立ち入り検査は、年末年始にかけて多くの食品が短期間に流通することから、食品の衛生管理を徹底するために県が行っているものです。

村山保健所 髙野若菜 食品衛生主査「ノロウイルスによる食中毒は、年間を通して一年中発生しています。ですが冬季、これからの時期、流行する傾向にあります」

県では特に、ノロウイルスによる食中毒の発生を防ごうと、食品を大量に扱うスーパーや弁当を製造する会社など、県内およそ350の施設の立ち入り検査をしています。

このうち東根市のスーパーでは、村山保健所の職員が惣菜や生鮮食品が並ぶ棚の衛生管理の状況を確認し、各食品の温度が適正に管理されているのかなどを入念にチェックしていました。

そして、食中毒を防ぐためには私たち消費者も注意が必要です。
村山保健所 髙野若菜 食品衛生主査「食品を加熱する際は、中心部までしっかり加熱。下痢などの症状がある時は、食品の取り扱いは控えていただく。あとは、調理器具などはしっかり洗浄したあとに、熱湯や塩素で消毒していただく。こういったことが食中毒予防では大切、有効かと思います」

人の動きが活発になるこれからの時期、一層注意が必要です。