なでしこリーグ昇格のため、8月に2人のブラジル人選手が加入した、女子サッカー・ディオッサ出雲FC。
その2人が、9月17日のホームゲームで鮮烈なデビューを飾りました。
島根県出雲市で行われた中国女子サッカーリーグの試合。
ピッチ上で躍動する2人のブラジル人選手がいました。
出雲市を本拠地とする「ディオッサ出雲FC」。
8月に、海外でプロ経験のある2人のブラジル人選手、ミッドフィールダーのスぺナザット・ラウラ選手と、フォワードのタイス・フェヘ選手とプロ契約を結びました。
クラブは、加盟する中国リーグでは3連覇中。1つ上のカテゴリー・なでしこリーグ昇格のため、今シーズン、勝負の年を迎えています。
前期最終戦となったこの日は、新加入2人のデビュー戦となりました。
試合は序盤からディオッサペース。
相手の裏を狙いゴールを狙います。
そして前8分、コーナーキックのチャンスにキッカーはラウラ。
こぼれ球をフェヘが左足のボレーシュートで決め、ディオッサが先制します。
さらに、その4分後。
ラウラのフリーキックで追加点を奪い、新加入2人が期待の活躍を見せます。
ディオッサはその後も得点を重ね、4対0で圧勝。前期負けなしの首位に立っています。
試合終了後、22日から静岡県で行われる、なでしこリーグ2部入れ替え戦の出場権をかけた予選大会に向け、壮行セレモニーが行われました。
ディオッサ出雲FC 堺陽二監督
「(入れ替え戦出場の)予選会なので、あくまでも通過点にしか過ぎなくて。必ず皆さんの前でなでしこリーグ昇格達成したいと思います」
クラブのなでしこ昇格という強い思いは、新加入の2人も感じとっています。
ディオッサ出雲FC タイス・フェヘ選手
「今日はデビューの試合だったので、とても大事な試合だった。なでしこリーグ(昇格)への第一歩になりました」
ディオッサ出雲FC スぺナザット・ラウラ選手
「自分とフェヘ選手は(チームに)
力を加えているが、(ディオッサは)上手なチームだと思っている。なでしこリーグへ頑張りたいと思う」
ディオッサ出雲FC 友近真那キャプテン
「なでしこリーグの昇格は出雲の地名を全国に広めれるきっかけにもなると思うので、出雲の名を背負って戦いたいと思います」
悲願のなでしこ昇格へ。
ディオッサ出雲FCの本当の戦いが始まります。
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