日本列島を縦断した台風14号。19日、山陰にも直撃し、通過後の吹き返しの風も強く、各地に爪痕を残しました。
島根県浜田市の民家では、20日、長さ約10メートル、高さ約1.2メートルはある土塀が横倒しになりました。

風の影響によるものとみられ、近所の人によると、数十年前からある土塀だということです。
一方、浜田市瀬戸ヶ島町では…。
20日午前、防波堤を超えるほど波が打ちつけていました。

そして、その近くでは、19日の風の影響なのか、ガードレールが折れ曲がり道を塞いでいました。

また、近くにある製塩工場とワカメ加工場も被害を受けました。
浜田ライフセービングクラブ 田畑卓郎さん
「予想していたよりかなりひどい状態だなと」
防波堤手前の歩道のアスファルトが波に突き上げられてめくれ、風で飛んで工場の壁や窓を直撃したとみられるということです。

工場内はガラスや壁の破片が散乱していました。
製塩工場の塩釜6基は無事とのことですが、海水を引いている通路が破壊されたため、当分の間作業ができないということです。

浜田ライフセービングクラブ 田畑卓郎さん
「前もマンホールが飛んだことはあったんですが、今回マンホールどころか周りのアスファルトが全てが吹っ飛んでたので、ちょっと相当ひどいなと」