「マイナ保険証」のトラブルとは…

医師など約1200人で作る青森県保健医協会は、2024年5月以降に起きた「マイナ保険証のトラブル」について医療機関に回答を求めるアンケートを8月~9月にかけて行いました。

回答は286件寄せられ、マイナ保険証を巡るトラブルや不具合があったと答えた医療機関は約7割に上りました。

具体的には「名前が読み込まれず、パソコン画面に『●』で表示」されたり、「本人ではなく、家族の名前が表示される」など、他人の情報が登録されていたケースがあったということです。その結果、保険証の確認が取れずに一旦、患者に医療費の10割負担を求めたケースが13件ありました。

県保険医協会 津川信彦 会長
「受付段階で色々トラブルを起こして家に帰ったり、色々なことが起きて医療が受けられない状態とか本来であれば3割で良かったものが10割りとかになったりとか新しいシステムを入れたんだったら責任を持ってちゃんと直していただかないと医療がしたいという根本が出来なくなっている」

県保健医協会は、今の保険証は12月2日以降も最長1年間は使えるとして、マイナ保険証のトラブルが起きた時の予備として持参するよう呼び掛けています。