金融機関を狙った強盗事件を想定した対応訓練が28日、宮城県大和町の銀行であり、参加した行員が、犯人の特徴などを把握しながら早期逮捕につなげる方法を学びました。
大和町の七十七銀行吉岡支店で行われた訓練は、刃物などを持った男が押し入ったという想定で、犯人に扮した警察官が行員を脅し、現金を奪って逃走しました。
行員たちは、犯人の特徴や逃走に使われた車のナンバーを確認し、駆けつけた警察官に犯人の服装や身長などの情報を伝えました。
警察官:
「変わった特徴はあったか?」
行員:
「足を引きずっていた」

訓練に参加した行員:
「足元など細かいところが答えられない部分があったので、役割を事前に分担しておくことが大事だと思った」
大和警察署 伊藤渡生活安全課長:
「犯人の特徴や逃走手段、方法を正確に警察に伝達してもらうことが検挙への早道になる」
警察では、これから年末にかけて、コンビニや金融機関を狙った強盗が増加する傾向があるとして警戒を呼びかけています。