物価の高騰は家計を直撃しています。
さまざまな食料品や日用品の値上がりが続く中、スーパーでは買い物の仕方に変化が起きているようです。
原材料価格の高騰などで値上げが相次ぐ食料品や日用品。

買い物客:
高いから買わないわけにもいかないし、じゃあ、これをやりくり(節約)しようというものがない。

山梨県内に13店舗を構えるスーパーの「いちやまマート」です。

こちらでは今、買い物客が熱い視線を注ぐサービスを行っています。
それは…

買い物客:
クーポンに載っている商品を極力買う。

買い物客:
(クーポンに)2割引きとかその日のお買い得が出ている、それ目当てで来る。

毎週火曜と木曜、それに週末、好きなもの1点が2割引きになるクーポンの発行です。
このクーポンは日ごとに2割引きなどの商品を設定しています。

いちやまマート 三科雅嗣社長:
最近特に火、木、土日の集客が上がっている。お客様の方が敏感になってきていると感じる。

また、特定の商品を購入することで通常より多くのポイントを付与し、ポイントを貯めると一部の商品が割引されるサービスも行っています。値上がりの影響もあり8月のポイント発効は去年の1.2倍に増加しました。

こうしたお得な買い物術で目当ての食材を買いに来るのではなく特売品などを見て、その日のメニューを決める人が増えているといいます。

いちやまマート三科雅嗣社長:
お客様が価格に敏感な商品に関しては値段を抑えていきたい。全部抑えるのは企業努力では無理なのでバランスをとりながらやっていきたい。
物価上昇に消費者の財布のひもが固くなる中、店側もあの手この手で物価高騰の影響を最小限に抑える努力を続けています。