臨時国会がきょう召集されました。「年収の壁」と「政治改革」が主な争点となっていますが、“少数与党”として石破総理はどう臨んでいくのでしょうか。
きょう召集された臨時国会。笑みを浮かべリラックスした表情も見せる石破総理ですが、難局を前に苦悩も滲ませています。
石破総理
「選挙結果を踏まえて、自公というものを基本としながら、各党のご意見、国民各層のご意見を丁寧に承りながら国会を運営していきたい」
臨時国会では、▼今年度の補正予算案を成立させ、▼一連の「政治とカネ」の問題に一定の決着を図りたい石破総理。
ただ、衆院選で惨敗し少数与党となる中、法案の成立などには野党の協力が不可欠な情勢です。
こうした中、「政治とカネ」の問題をめぐり新たな動きが。
立憲民主党・参議院幹部との会談で、自民党は、裏金事件に関わった安倍派の参院議員27人が政治倫理審査会に出席する意向だと伝えました。
自民党 松山政司 参院幹事長
「27名全員の方々が弁明をしっかりやりたいということで希望がありました。年内に政倫審の開催をしていただいて、手続きに則って進めていきたい」
さらに、臨時国会の最大の焦点の1つ、いわゆる「年収103万円の壁」の見直しをめぐって、自民・公明・国民民主の3党の税調会長が会談。与党側は引き上げの狙いのほか、実施の時期や財源の確保策などについて確認し、国民側は持ち帰りました。
「103万円の壁」の引き上げを旗印に国民民主党が存在感を高める中、野党結束して政権に対峙したい立憲民主党の野田代表は、与党と国民民主党の協力に釘を刺しています。
立憲民主党 野田佳彦 代表
「自公にプラスアルファの野党を一部巻き込む、そんなやり方じゃ絶対ダメだと。予算が法案が閣議決定をされて、そのまま国会は下請け機関のような審議でありましたけれども、その風景が大きく変わっていく、そのきっかけをぜひ作っていきたい」
大きく様変わりした国会の勢力図。与野党の本格的な論戦が始まります。
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