荷物の配達などで冬道を車で運転する郵便局員を対象にした運転講習が初めて行われました。凍結路面を想定したコースでハンドル操作などを学びました。
(甲斐谷リポート)
「きょうも小雨が降っていますが、これからの時期は凍結路面がドライバーを待っています。運転技術を学びます」
28日は雫石町にある自動車学校の体験施設で講習が行われ、岩手県内11の郵便局から12人が参加しました。
参加した郵便局員は荷物の配達などで普段から運転していますが、冬道の運転経験が浅い人も多く安全な走行を学ぶために講習が初めて企画されました。
凍結した路面を再現するため、鉄板が敷かれたコースには水がまかれていて滑りやすくなっています。
参加者はここで、急ブレーキ、急ハンドルの危険性を知るための体験や凍結路面でのブレーキの利きを確認していました。
(盛岡中央郵便局第二集配営業部 関歩乃果さん)
「(滑った時は)キュッと心臓のあたりがなりました。立て直しの部分が難しかったと思いました」
(水沢郵便局郵便部 伊藤吏玖さん)
「基本的に車間距離を空けて、滑ることがない制限速度で安全第一で業務にあたりたいと思います」
参加した郵便局員は、雪道や凍結路面の危険性を認識した上で安全運転を心がける気持ちを新たにしていました。