富士山登山鉄道構想に反対する団体が県が新たに提案する交通システム「富士トラム」について、電気や水素を燃料にするバスで代用できることから検討に反対する姿勢を示しました。

県は27日、山梨県甲州市で、登山鉄道構想に反対していた国中地域の2つの団体に新たに検討する交通システム「富士トラム」の概要を説明しました。

参加者は県が今年3月に調査を始めたにも関わらず、知事と団体側が意見交換した11月13日に富士トラムを明らかにしていなかったことなど県側の検討の進め方に反発しました。

美しい富士山を守る会 鶴田五郎代表:
「背信行為ですよ、信じられません。こういうやり方をしていくのは実に残念でたまりません」
また説明会後の取材に、電気や水素を燃料にするバスで代用できるなどとして現段階では富士トラムに反対の姿勢を示しました。