弘南鉄道の維持と活性化を話し合う弘前圏域8市町村長の協議会の終了後に、弘南鉄道側は「大鰐線の運行継続は難しいということで、休止という形で進めていきたい」と述べました。
休止する時期は2027年度末としたいとする意向を示しました。
弘南鉄道の維持・活性化を目指そうと27日に開かれた弘前圏域8市町村長の協議会。
協議会後の取材に対して弘南鉄道側は「弘南鉄道の中長期計画の見直しを図っているところだが、その中で大鰐線の運行継続は難しいということで、休止という判断をここで示しました」と述べました。
その後の取材に対して、弘南鉄道側は現在の利用者のことを考え「一定期間3年間ぐらいは運行を継続していければと思っている。令和9年度末まで」ともこたえています。
今回の弘南鉄道大鰐線廃線意向を受け、青森県の宮下宗一郎知事は以下のようにコメントを発表しています。
以下、そのコメントの全文。
弘南鉄道株式会社が、大鰐線について運行継続困難と判断したことは大変残念ですが、交通事業者としては苦渋の決断であり、重く受け止めています。
県としては、大鰐線利用者の交通手段確保を第一義に、引き続き沿線市町村と連携していきます。
大鰐線は令和9年度末までの運行を軸に協議していくと聞いておりますので、県民の皆様には引き続き安心してご利用いただきたいと思います。