能登半島地震を経て目指す“熱波師像”とは…
加藤さんによると、サウナの中は頭とつま先で5℃から10℃ほど温度差がありますが、熱波師が空気を循環させることで、室内の温度が均一になり、座る場所に限らず効果的に発汗を促せると言います。
今やスパ・アルプスの名物と化している石井さん。

スパ・アルプス 中川智紀支配人によりますと、常連から新規のお客さんまで石井さんの熱波を喜ぶ声は多く、施設を盛り上げる欠かせない存在だということです。
熱波師 石井嘉昭さん
「皆さんから嫌な言葉っていうかうるさいとかって言われるかなって思ってたんですけど、一切そんなことなくて」
「本当に強面のお父さんから、若い人たちからも、みんなその時は怖い顔してのってくれるかなっていう感じはするんですけど、みんなやってくれるんですよ」
「本当に本当にみんなやってくれて本当に感謝しかないみんな仲間っていう感じがすごい素敵な感じになってますよ」
そんな石井さんですが能登半島地震を経て、今は目指す熱波師像があると言います。

スパ・アルプス 熱波師 石井嘉昭さん
「地震とかあったじゃないですか。そういう時に、石川県のところでも温浴施設さんが無料開放してたじゃないです」
「命にも関わることを助けてあげられる、温浴施設がそういう施設として、もっと一般的に広がっていけたらなって。心も体も癒やせるコミュニティスポットになればいいなっていうのはありますよね」

アツい声援で体も心も温められるか。石井さんはきょうも訪れた人にエールを送ります。
ゴーゴー熱波は水曜日と土日に行われていてこの日は平日にも関わらず満席だったそうです。