岩手県一関市の企業が開発したソーラー発電システムを積んだEV=電気自動車がいわて産業振興センターに納車されました。
今後は施設と共同での実証実験が行われ実用化を目指します。
こちらが一関市の村上商会が開発したソーラー発電システムです。
EVに搭載する形で活用されるもので、27日システムが搭載された車1台がいわて産業振興センターに納車されました。
この技術は、村上商会が国の補助金を活用し3年かけて開発したもので、通常のEVは充電の作業が必要ですが、搭載した車両は晴れの日であれば充電せずに20キロの走行が可能だということです。
(村上商会 アドバンス事業部シニアマネージャー 菊地重人さん)
「自給自足ができるということになると商用電源につながなくてもいいので、無給電になりますよという考え方です。そうするとCO2が発生しないということになりますので、普段みなさんにお使いいただきながら実際にCO2削減に寄与するという状況ができるというのが特徴だと思います」
今後は企業と施設が共同で実証実験を行い実用化を目指す方針で、完成した際は、全国の自治体へのレンタルを検討するということです。