明治安田J3リーグは11月24日、各地で最終節が行われ、アスルクラロ沼津に所属するプロ32年目の元日本代表・伊東輝悦選手の引退セレモニーが行われました。

伊東選手、現役生活最後の日。試合会場には7000人を超えるサポーターが詰めかけました。

スタジアムの前には、アスルクラロ沼津の移動着にも使われているデニム生地の寄せ書きコーナーが設置され、多くのサポーターが思いをつづっていました。

試合は後半アディショナルタイムに松本に先制されます。しかし、その直後、キャプテンマークを付け多くの拍手を背に伊藤選手がピッチに入ります。

2年ぶりのリーグ戦出場で自身が持つJ3の最年長出場記録を更新し、ゴール前で奮闘しました。

試合はそのまま終了し、0-1で松本が勝利しました。

試合後には引退セレモニーが行われ、これまで見守ってくれた関係者やサポーターに伊東選手が感謝の言葉を述べました。

<アスルクラロ沼津 伊東輝悦選手>
「32年間、長かったですけど、あっという間でした。素晴らしい選手生活を送ることができたと思います。本当にありがとうございました」

「マイアミの奇跡」の立役者でもある、伊東選手。32年間のプロ生活に幕を下ろしました。