沖縄県の航空自衛隊・那覇基地で、ミサイル攻撃を受けた事態を想定して、隊員を緊急避難させる「退避壕」の建設が始まっていたことがJNNの取材でわかりました。
沖縄の玄関口として、観光客など年間1900万人あまりが利用する那覇空港。実はもう一つの顔があります。
隣接するのは航空自衛隊・那覇基地。民間機と自衛隊機が同じ滑走路を使用しています。昨年度は領空を侵犯するおそれのある航空機に対し、401回ものスクランブル発進を行いました。
この南西諸島の防衛にとって重要な拠点とされている那覇基地で、新たな構造物が建てられていたことがわかりました。
先月、JNNのカメラが捉えたコンクリート製の箱形の建物。これは、ミサイルが滑走路などに着弾した際に飛び散る破片などから隊員を一時的に守る「退避壕」と呼ばれるものです。
防衛省関係者への取材で、この退避壕がすでに那覇基地の2か所に建設されていたことがわかりました。
逃げ込んだ隊員が身をかがめたり、座ったりして耐えしのぐことが想定されていて、戦闘を継続する能力=「継戦能力」を維持することが目的です。
これはおととし、ウクライナで撮影されたロシアの巡航ミサイルの映像です。ミサイルが着弾したのは軍と民間が共用していた飛行場です。
防衛省関係者によりますと、退避壕の建設は台湾有事による不測の事態を想定したものですが、ロシアによるウクライナの飛行場への攻撃も背景にあるということです。
2つの退避壕はまだ「テストケース」で、あわせて30人ほどしか入れないということです。
今後、作業を本格化させ、このほかおよそ10か所に退避壕を建設する方針です。
注目の記事
「本当は命を失う場所ではなかった」津波にのまれた指定避難所…震災を知らない大学生が被災地で辿る“後悔と教訓”の15年

「私たち家族の楽しい思い出はすべて消え、苦しみや悲しみに変わった」娘を事故で失った小学校の元校長が訴える“命の尊さ” 修学旅行の引率中に「美果が交通事故で死んだ」と連絡が【第1話】

【「公立いじめ」との声も】授業料無償化先駆けた大阪のいま…公立高校の約4割が定員割れ『私立有利・公立不利』の状況は“負のスパイラル”生む懸念【教育アドバイザー・清水章弘さん解説】

“ながら運転”小学生男児トラックにはねられ2年経つ今も意識不明•生涯要介護も…適用されない『危険運転』両親訴え「罪が軽すぎるのではないか」

家族が死刑囚になったーー「殺人鬼の家族と呼ばれようとも」 残された両親と弟、過酷な現実の中で今も生き続ける

3・11午後2時46分発車の仙石線『命を救った判断』あの日の記憶胸に“ビーチサッカー”で目指す姿【東日本大震災15年】









