贈答用として人気があるハウスデコポンと美娘が出荷のシーズンを迎え21日、大分市で初セリが行われました。

ふくよかな甘さが特徴のハウスデコポンと美娘は杵築市の特産品です。21日は大分市の公設地方卸売市場で生産者らおよそ20人が集まり初セリが行われ、1キロあたりハウスデコポンは1168円、美娘は1397円とともに例年並みの価格で取引されました。

「美娘」

生産者によりますと、今年は夏から秋にかけての高温で色づきが遅れたものの、高い品質に仕上がったということです。

(県柑橘研究会 果樹振興協議会・木村房雄さん)「消費者のみなさんが食べておいしいと言われるようなものを作るのに苦労しましたけど、きょうの初セリを迎えて大変うれしく思います。とっても甘くてジューシーというようなものに出来上がっておりますので、ご賞味をいただければありがたいと思います」

ハウスデコポンと美娘は来年1月上旬まで県内を中心に関東や関西などにおよそ170トンが出荷されます。