関東で相次ぐ強盗事件などいわゆる「闇バイト」を募るインターネット上の書き込みを監視します。

山口県山口市の専門学校で20日、警察官が学生らに書き込みの見つけ方などを指導しました。



山口市の山口コアカレッジは、インターネット上の違法な書き込みなどを監視、通報する「サイバー防犯ボランティア」として、県警の委嘱を受けています。

情報技術を学ぶ学生およそ30人に、県警サイバー犯罪対策課の警察官が「闇バイト」などインターネットを悪用した犯罪の特徴を説明しました。



犯罪の実行役を募る書き込みは高額な報酬がうたわれる一方で、具体的な賃金や仕事内容が示されていないなど見分けはつくといいます。



しかし、見る側が「高収入」や「誰にでもできる」などのことばで、だまされる危険はあるとしています。

県警 サイバー犯罪対策課 岡田貴美子 巡査長
「日常的なツールとして使っているというところもあって、わりと危機意識が低い状態でバイト情報を探しているのかなという風に思います」

サイバー犯罪ボランティアは、県内に14団体1110人がいます。



県警では犯罪への知識が広まれば、ネットを悪用した犯罪を許さない社会づくりにつながるのではとしています。