4人に1人がヒートショックの危険性あり?正しい「かけ湯」の仕方とは
続いては、浴槽に入る前に行う「かけ湯」に関する調査です。
かけ湯はお湯に浸かる前に体の汚れを落とすだけでなく、熱いお湯に体を慣らし、血圧の急上昇を防ぐ役割があります。
そこで、「最初にかけ湯をするのは体のどの部位?」という質問に対し、「肩から腕」(46.5%)が最も多く、「足」(22.1%)、「腹から下」(13.9%)と続く結果となりました。
注目したいのが、上記の「腹から下」に加え、「首から腹」、「背中から腰」などを合わせて4人に1人が「体の中心部分」からかけ湯をしているということです。
しかし、早坂教授は、お腹など体の中心部分からかけ湯をすると、ヒートショックのリスクが高まると指摘しています。
そもそも、ヒートショックとは入浴時に温度が急激に変化することで、血圧が大きく変動し、失神したり、脳卒中や心筋梗塞などの症状を引き起こすこと。
特に気温が下がる冬は、体の中心部からかけ湯をしてしまうと体温の変化で急激に血圧が上がり、ヒートショックを引き起こす可能性があるということです。
そのため、足などの末端からかけ、徐々に体温を上げることが大事なんです。