沖縄を訪れている国連特別報告者のマルコス・オレリャーナ氏が有機フッ素化合物PFASが検出されている水源を視察し「住民らの証言を国連で伝えたい」と述べました。

国連特別報告者のマルコス・オレリャーナ氏は、国連から任命を受け有害物質や廃棄物に関する調査・報告を行っていて、県の招待に応じて18日から沖縄を訪れています。

オレリャーナ氏は有機フッ素化合物PFASが検出されている基地周辺の水源を確認するため、嘉手納町と宜野湾市のアメリカ軍基地に近い川など6か所を視察しました。

また、水源周辺の住民らとの意見交換も行い、水道水を生活用水として使うことに抵抗感があるといった声や、農作物への影響を懸念する声などを聞きました。

国連特別報告者マルコス・オレリャーナ氏
「皆さんの証言は非常に重要。皆さんからの声を国連の総会に持っていきたい」

オレリャーナ氏は20日夜、PFAS問題に関する県主催のシンポジウムに登壇する予定です。