高校生のプログラミングコンテストで日本一に輝いた愛媛県立松山工業高校メカトロ部。強さの秘密を取材しました。

松山工業高校メカトロ部のプログラミングコンテスト班。

(松山工業高メカトロ部3年生・日野陽介リーダー)
「アイテムがたくさん落ちているんですけど、これを拾うと得点が入るので、そのアイテムを自動で探索するプログラムを作っています」

メンバー5人は、今月9日に開かれた全国高校生プログラミングコンテストに出場。日本一に輝いたのです!

学校としては3年ぶり、3度目の頂点です。

コンテストではマップ上の自分のコマをプログラミングで動かし、様々な得点が付けられたアイテムを獲得することで得点を競います。

中には減点する場所などもあり、最適なルートを計算して動かすことが必要です。

(メンバー)
「対戦相手によって、作戦が違ってくるんですよ。この学校のプログラムはこういう動きをする」

メンバーたちはおよそ2か月かけて1万行にもわたるプログラミングを製作。そこからさらに、何度も動作確認を行い、改良を重ねてきました。

(日野リーダー)
「周囲の状況を探索するプログラムがあるんですけれども、結構プログラムが分岐したりするので、自分でプログラムを読む時が大変だった」

そんなチームの強さの秘密は…

(日野リーダー)
「みんな忍耐強くやってくれるので、プログラムと向き合う根気強さとか、積極的にバグを見つけて報告したりしているので、問題解決能力だと思う」

忍耐と問題解決能力に加え、過去2度の日本一など先輩たちから受け継いだノウハウも強み。総合的なチーム力で3年ぶりの頂点に立ちました。

(日野リーダー)
「周りには出していないんですけれども、すごい飛び上がりたいくらいうれしい気持ちになった」

(2年生部員)
「(先輩の)かたきをとりたいと思って、優勝できて本当にうれしい。ですけど、次も優勝とらないといけない重いプレッシャーも…」

2年生部員は既に連覇を見据えています。