そして、変更後初の平日となった11月18日。同じようにバス20台を対象に停車時間を測定しました。すると…。
記者「1台あたり約34秒、1人あたり約5.4秒という結果になりました」※降車人数126人
変更前に比べると停車時間が約1.4倍、1人あたりの降車時間も約1.5倍になりました。

≪調査結果≫ ※20台の平均
【停車時間】変更前:約24秒 → 変更後:約34秒(約1.4倍)
【降車時間】変更前:約3.6秒 → 変更後:約5.4秒(約1.5倍)
その要因として目立ったのは、現金払い。両替に時間がかかってしまうケースも見られました。
利用客「運転手の様子を見ながら信号が赤になっている時にしか(両替が)できないので、やっぱり現金は不便だと思います」
インドネシア人の利用客「Suicaを使っていましたが今は使えない。ちょっと不便だと思います」
支払いに時間がかかるだけでなく「不便になった」との声もあり、利便性の低下は否めません。
バスの停車時間が長くなると、新たな渋滞の要因やダイヤの乱れにもつながりかねません。持続可能な公共交通のあり方が改めて問われます。
『Suica鎖国』バスや市電の今後は

熊本県内の路線バスと熊本電鉄は、『Suica』など全国交通系ICの代わりに、来年(2025年)3月にもクレジットカード決済を導入します。
一方、熊本市電(路面電車)では既にクレジットカード決済を導入していて、全国交通系ICは2026年4月から使えなくなる予定です。














