アメリカのトランプ次期大統領が、新政権のエネルギー長官にシェールガス開発などを手掛ける採掘会社のCEOを指名しました。化石燃料を増産するとの姿勢を鮮明にした形です。
トランプ次期大統領が新政権のエネルギー長官に指名したのは、西部コロラド州に拠点を置く採掘会社のCEO、クリス・ライト氏です。
ライト氏は、シェール層と呼ばれる岩盤に化学物質を含む高圧水を流し込み、石油や天然ガスを抽出する採掘法「フラッキング」に長年携わっていて、トランプ氏は声明で「アメリカのシェール革命を助けたパイオニアだ」と評価しています。
トランプ氏は、選挙期間中に「ドリル・ベイビー・ドリル」=「掘って掘って、掘りまくれ!」と訴えるなど、化石燃料の増産を公約としていて、採掘会社のトップをエネルギー長官に据えることで公約実現への姿勢を鮮明にした形です。
ライト氏はSNSに「気候変動危機など存在しない」と発言する動画を投稿していて、新政権の誕生とともにアメリカの気候変動政策は大きく変化するものとみられます。
注目の記事
「やっと技術が認められた」従業員約70人の町工場が開発 量産可能な最高水準の緩み止め性能のボルト 【苦節21年の道のり 開発編】

“ポンコツ一家”で過ごした5年間 認知症の母と一発屋芸人 にしおかすみこさんが語る「ダメと言わない」介護【前編】

「下請け」は"NGワード" 法改正で消える暗黙の上下関係 フリーランスも保護【2026年から変わること】

パンや味噌汁でもアルコールを検知してしまう?飲酒してなくても摘発されてしまうのか 警察に聞いてみた

【実録・詐欺犯VS警察官】 詐欺電話を受けたのは“本物の警察官”「信号検査・逮捕令状・強制捜査」次々に出る専門用語…人々が騙される巧妙な手口を公開

3年で20本が切断…台湾「海底ケーブル」が直面する脅威と中国の影 最前線・沿岸警備隊パトロールに日本メディア初密着【後編】









