若者の失業率が高止まりするなど、厳しい就職事情を抱える中国ですが、こうしたなかで、いま、日本企業への注目が高まっています。
記者
「こちらの会場ですが、多くの方が面接を受けています。緊張感が漂っています」
きょう、北京で開かれた日本企業を中心とした就職面接会。商社やコンビニ大手など9社が参加し、およそ340人の中国人学生らの面接を行いました。
経済成長が鈍化する中国では、若者の失業率が18%前後で推移するなど、厳しい雇用環境が続いています。
大学院生
「いろんな企業の面接を受けましたが、内定をもらうことができていません」
大学生
「就職状況は以前より楽観的ではないと思います」
口々に就職難を訴える学生たちですが、なぜ、日本企業に就職しようと思ったのでしょうか。
大学生
「日本企業は安定を重視しています。自分も1つの企業で長く勤めたいと思っています」
人材紹介会社の担当者
「(日本企業の志望者は)増える見込みです。日本企業はしっかりしていて安定していますから」
これまでキャリアアップのために転職が当たり前だった中国。しかし不景気で企業の倒産やリストラが進むなか、安定している日本企業が人気を集めているとみられます。
果たして日本企業はこの“チャンス”をいかし、優秀な人材を獲得できるのでしょうか。
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