国土交通省 福島河川国道事務所は整備を進める国道13号福島西道路の延伸工事で、想定を超える大きな岩が多数見つかり、破砕工事の追加のため2026年度だった開通予定を見直すことを14日明らかにしました。新たな開通時期は工事の進ちょくを踏まえ今後、発表することにしています。

岩石の破砕発破作業のため爆薬を装てんする様子 提供:福島河川国道事務所

国道13号福島西道路は現在、福島市南矢野目から福島市大森までの7.7キロが開通していて、福島市大森から福島市松川町浅川の福島県立医大近くまで6.3キロの区間で延伸工事が行われています。2023年に工事中の区間にある浅川トンネル(仮称)で想定を超える多数の岩が見つかり、岩の破砕工事のため当初2026年度としていた開通予定を見直し、工事の進ちょくを踏まえて今後、開通時期を新たに示すことを明らかにしました。

発破破砕後の様子 提供:福島河川国道事務所

トンネル工事で見つかった岩は多数あり、大きいものは直径5メートルほどになるということです。福島河川国道事務所ではトンネル工事では岩の破砕のため爆薬を使うため、防音扉を設置するなど騒音対策を行い工事を進めていますが、夜間の工事は難しく、当初の計画より時間がかかる見通しだということです。

トンネル内破砕工事のため防音扉  提供:福島河川国道事務所