鹿児島県内でことし、これまでに確認されたうそ電話詐欺やSNS型詐欺は260件で、被害額はおよそ14億1700万円です。SNSでの副業収入の呼びかけからだまされるケースが増えていて、注意が必要です。

県内で実際に先月発生した詐欺の事例と手口です。

50代女性は1900万円だまし取られました。10月中旬、TikTokで「1日3万円稼げる」と表示された副業の広告をタップし、担当者とLINEでやりとりを開始。指示された動画を閲覧したところ、少額の報酬がPayPayに入金されたため副業を信用してしまいました。

その後、「振込金額に応じて賞金がもらえる副業」を紹介され、指定された口座に17回ほどあわせておよそ1900万円を振り込み、だまし取られました。

県警は、スマートフォンで見つけた副業広告から詐欺に遭う被害が多発しているとして、「簡単に稼げる」「もうかる」といったことを強調する広告は詐欺の可能性があるとして注意を呼び掛けています。