アメリカのトランプ次期大統領は、新政権の国務長官に中国やイランに強硬姿勢をとるマルコ・ルビオ上院議員を指名すると正式に発表しました。
トランプ次期大統領は13日、マルコ・ルビオ上院議員を新政権の国務長官に指名すると発表しました。ルビオ氏は中国の人権問題を厳しく批判するなど中国に対する強硬派として知られているほか、イランにも厳しい姿勢で臨んでいます。
トランプ氏は声明で「同盟国の真の友、そして敵に決して屈しない勇敢な戦士となるだろう」と称えました。
ルビオ氏は2016年の大統領選挙で共和党の候補者レースに出馬していて、その際にトランプ氏を「詐欺師だ」と罵る一方、トランプ氏がルビオ氏を「ちびマルコ」と罵倒するなど中傷合戦となりましたが、その後、関係を修復。ルビオ氏は選挙戦の最中もトランプ氏に外交政策のアドバイスをしてきたということで、11日にはアメリカの主要メディアがルビオ氏が国務長官へ起用される見通しになったといっせいに伝えていました。
ルビオ氏は一時、トランプ氏の副大統領候補としても名前が挙がっていました。
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