大分県臼杵市出身の講談師一龍斎貞弥さんが母校の中学校で里帰り公演を行い、巧みな話芸で来場者を魅了しました。
一龍斎貞弥さんは臼杵市野津町出身の講談師で、2022年の秋に真打に昇進しています。「うすき応援大使」でもある貞弥さんは13日、母校の野津中学校を訪れ、全校生徒や地元の人たちを前に里帰り公演を行いました。

演目は「報恩出世俥・正直車夫」。貧しいながらも正直者の車夫と優しい警官との心温まる物語で貞弥さんは張り扇で調子をとって巧みな話芸を披露しました。
(観賞した人)「登場人物ごとに向きや声が少しずつ違っておもしろかったです」「同じ臼杵市でこんな方がいるのは地元の誇りです。すばらしいと思います」
貞弥さんは14日も市内の小学校で講談を披露するほか、11月24日には一般向けに公演を行う予定です。