過去にも“誤判断”の事例 再発を防ぐために重要なことは

救急隊員の“誤判断”は、今回に限ったことではありません。2018年には大阪市でも、今回の事案と同様に救急隊員が死亡と誤って判断し、搬送しなかった事案がありました。
人間の生死にかかわる重要な判断において、いかに誤りを防いでいくか。愛知県豊橋市の消防署ではこんな取り組みをしています。

豊橋市中消防署 大澤紀仁 救命指導官
「現場では、聴診器や心電計などで心臓が動いているか、動いていないかを判断します。そこに、ご家族や関係者等に立ち会ってもらい、救急隊と共に納得してもらい不搬送としています」
さらに、現場が先入観を持たないよう、国の基準をもとに作成されたチェックシート。一つでもチェックがつかなければ、必ず病院に搬送するといいます。

大澤 救命指導官
「救急隊は医師とは違うので、搬送・不搬送の判断に迷うときもある。そんな時は、搬送を選択するようになっている」
専門家も現場判断に任せるのではなく、“判断基準を明確にすること”が重要だと指摘します。
東北福祉大学 福田理絵 助教
「10人いて10人の判断が違うとなると、何かの間違いが起こってしまうので、誰が見ても分かるルールを文面に記載するなど、それが再発させないためには重要なのではないかと思います」














