今月2日の大雨で愛媛県松山市は、一時、警戒レベル5の緊急安全確保を発表しましたが、市民への周知が大幅に遅れました。
この問題について野志市長は12日職員の参集体制などを見直す考えを示しました。
今月2日土曜日の午前、松山市内は猛烈な雨に見舞われ、市は、避難指示に続いて一部の地区に警戒レベル5の緊急安全確保を発表しました。
しかし、市民への周知や報道発表が大幅に遅れ、市民からは必要な時に避難情報が届かなかったという声が上がっています。これについて松山市の野志市長は・・・
(野志市長)
「10時の時点で気象台に話を聞いたところ、その時点では今後、警報を発表する可能性は低いということだった。でも10時半ごろから急激に気象状況が悪化して10時46分に大雨洪水警報が発表された。ですので気象が変わってしまっているので」
松山市によりますと、職員の参集を決めた時には、すでに道路の冠水や建物の浸水が相次いでいて、出勤に時間がかかった上、市民からの電話が市役所に集中するなどして、対応が遅れたと説明しました。
(野志市長)
「職員の参集体制だったり、待機の体制だったりさまざま考えるところがあるのでしっかりと活かしていきたいと思っている」
また会見では、発生からきょうで4カ月となる松山城の城山の土砂災害についても、質問が相次ぎました。
被害を受けた住人らはこれまで市に対して、市長が出席する形での説明会開催を繰り返し要望していますが、市は、災害原因が特定されておらず説明ができないとして、今も説明会を実施していません。きょう改めて説明会開催の意思を問われた野志市長は。
(野志市長)
「これまでに申し上げてきたことに変更はない」
これまでの答弁を繰り返すにとどまり、現時点で説明会を開催する予定は無いと強調しました。また、周辺の住人から「市長の顔が見えない」ことを不安視する声が上がっていることについて問われると。
(野志市長)
「市長の顔が見えないという人もいれば、顔は見えるよ、それで合っているよという人もいる。様々だと思う」
なお、土砂災害の原因究明を目的に設置された県の技術検討委員会は、次回4回目の会合が行われ、土砂崩れ発生のメカニズムについて取りまとめられる予定です。
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