静岡県内で唯一、静岡市内の国道1号にある「動くセンターライン」が2025年1月中旬をめどに廃止されることが正式に決定しました。背景には、取り巻く道路環境の変化が大きいといいます。
静岡市の国道1号、安倍川にかかる駿河大橋周辺の約2キロの区間にある静岡県内唯一の「動くセンターライン」は、隣接する焼津市や藤枝市が静岡市のベッドタウン化し、渋滞緩和の目的で1978年に導入されました。

上下3車線区間のセンターラインの位置を時間帯に応じて変更する「リバーシブルレーン」と呼ばれるシステム。現在は、午前0時から正午までは交通量が多い上りが2車線。正午から翌日午前0時は下りが2車線となります。今回、廃止が決定したことで2025年1月以降は常に上りが2車線になります。
今回の廃止には、静岡県警によりますと3つの理由があるといいます。