静岡県内で2024年初の「日本脳炎」の患者が、確認されました。県では蚊に刺されないよう肌の露出を少なくすることや予防接種の検討を呼びかけています。
県によりますと、発熱と意識障害で県西部保健所管内の医療機関に10月5日から入院している70代の女性について抗体検査を実施したところ、11月上旬に日本脳炎に感染していることが判明しました。女性は現在も入院中です。
女性は、発症前に県外へは移動しておらず、県内で蚊に刺されたことにより感染したと推定されるということです。
静岡県の日本脳炎患者は、2023年に7年ぶりに1例確認されましたが、2024年は初めての確認です。
県によりますと、日本脳炎は ウイルスを持つブタから吸血した蚊(主にコガタアカイエ カ)が人を刺すことで感染しますが、人から人への感染はしません。発症するのは100人から1000人に1人ということです。潜伏期は6~16日間、数日間の高熱、頭痛、嘔吐などに続いて、意識障害等の神経症状が現れ、死亡率は20~40%、小児や高齢者で死亡の危険性が高い ということです。
県では蚊に刺されないよう肌の露出を少なくすることや予防接種の検討を呼びかけています。
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