自分のペースであせらず会計することができます。待ち時間を短縮するセルフレジ化が進むなか、みやぎ生協の一部の店舗で、後ろに並んでいる人を気にせず会計にのぞめる有人の「ゆっくりレジ」が、11日から導入されました。

このうち、仙台市太白区のみやぎ生協八木山店でもレジのうちの一つにゆっくりレジが導入されました。

ゆっくりレジは、会計や商品の受け渡しなどをあえてゆっくり丁寧にするレジのことです。レジの混雑時、後ろに並ぶ人が気になって会計時に焦りを感じるという利用者のニーズに応えました。

導入初日、従業員は客に声かけをしながら丁寧な接客を心がけていました。

客:
「後ろに人が並んでいると気持ちだけ焦って、あると気分的に楽だと思う」
「店員さんがゆっくり応対してくれてすごくよかった。言葉も柔らかくて感じで、こちらが慌ててもゆっくりできる感じ」
「セルフレジも使うがその時によって重い物も持ってくれるから助かる」
みやぎ生協店舗運営本部 中田開基本部長補佐:
「自分の使いたいシーンに合わせてレジを選べる。ゆっくりレジと宣言することでご理解いただきながら一人ひとりの客に丁寧な応対をしやすくなる」

みやぎ生協では、この店舗を含め4つの店舗できょうからゆっくりレジを導入しています。

みやぎ生協によりますと、急いでいる人はセルフレジなどをそうでない人はゆっくりレジを活用することで客の回転率があがるのではないかと話していました。また従業員により丁寧な応対が身に付くというメリットも期待されるということです。