アメリカの大統領選で勝利したトランプ氏。勝利の「立役者」となった人物の要職への起用が注目されています。トランプ氏は、大統領に最も近い存在とされる首席補佐官に女性を起用すると発表しました。

イーロン・マスク氏 事業に有利な政策立案に関わる可能性も

「トランプ大統領」誕生まで73日。

4年ぶり2期目の政権は、どんな顔ぶれでの船出になるのでしょうか。

まず注目されているのが、実業家・イーロン・マスク氏。

マスク氏は、電気自動車(EV)大手「テスラ」のCEO、宇宙開発を牽引する「スペースX」のCEO、「X」(旧Twitter)のオーナーを務めています。

そして、トランプ氏勝利の「立役者」です。

トランプ次期大統領
「彼は特別な人物で、超天才だ」

トランプ氏はこれまで、マスク氏を行政改革の要職に起用すると示唆してきました。

実業家 イーロン・マスク氏(10月)
「あなたのお金は無駄遣いされており、『政府効率化省』はそれを解決します」

マスク氏がトランプ政権入りすれば様々な分野で影響力が強まりそうだ、という見方が広まっています。

たとえば、マスク氏が最高経営責任者を務める電気自動車「テスラ」。

今後、マスク氏がトランプ政権の中で、自動運転に関する規制の緩和など、自身の事業に有利となるよう政策立案に関わる可能性があり、利益相反も懸念されます。

市民
「マスク氏は見返りを求めるでしょう。“背中をかいてあげたんだから、頼むよ”と」