JR東北新幹線は8日午後、パンタグラフの異常が見つかり、仙台駅と新青森駅の間の下りでおよそ3時間にわたり運転を見合わせました。ダイヤの乱れはいまも続いています。
JR東日本によりますと、8日午後0時半頃、東北新幹線はやぶさ19号は、岩手県の一ノ関駅で車両点検が行われパンダグラフの異常が見つかりました。

このため、仙台駅と新青森駅の下りで運転がストップし、仙台駅構内も足止めされた乗客で混雑しました。
石垣綾香記者:
「JR仙台駅新幹線中央口改札前です。東北新幹線は先ほど全面で運転を再開し、改札を通る人の姿が多くなってきました」

はやぶさ19号は、午後2時過ぎに速度を落として運転を再開し、東北新幹線は午後3時45分に全面的に運転を再開しました。再開後も送電線の点検のため一部区間で速度を落として運転したため、運休と遅れが発生しました。

東京から1時間遅れで仙台に着いた人:
「ずっと福島で止まって1時間くらい待って今着いた。(車内では)車両点検を前を走っている列車がしてるので遅れているという話だった」
安全点検が行われたはやぶさ19号には、381人の乗客がいましたが、けがをしたり体調不良を訴えたりした人はいないということです。
パンタグラフの異常について現在JRが調査を進めていますが、原因は今のところわかっていません。