気象庁の進路予想によると、台風14号は週明けにも山陰地方を横断する可能性があり、3連休への影響は避けられない情勢です。
専門家は「非常に危険なコース」と指摘しています。
14日未明に発生した台風14号。
15日午後6時時点の予想では、18日午後には九州の西へ進み、その後、山陰地方を直撃するとの進路予想となっています。

国土交通省気象防災アドバイザー 近藤豊さん
「今回の特徴は予報円の広さなんです。コース自体はこのコースでそろってきたんですが、予報円が広いというのは、台風がいる時間帯が違う、遅れ進みがありますよということで、大きな予報円になっているんです」

国土交通省気象防災アドバイザーの近藤豊さんは、太平洋の高気圧がどれだけ日本付近を覆ってくるかによって、日本付近に近づく時間が変わってくるため、半日程度の遅れも考えられると言います。
そして15日午後6時時点の進路予想の中心を通った場合、山陰地方にとって「非常に危険なコース」だと指摘します。
国土交通省気象防災アドバイザー 近藤豊さん
「暴風が吹き荒れる台風となります。山陰沿岸を通るのか、南を通るのか、北側を通るのか。暴風の吹いてくる方向が違うので、ここが1つ警戒のポイントです」
山陰沿岸を通った場合には台風が通り過ぎた後の西風にも注意が必要。
また、中国山地の北側を通った場合は、日本海に出てからの北風にも注意が必要ということです。