大阪府で部落解放運動の象徴とされた巨大レリーフが像が読谷村に移設され、関係者らにお披露目されました。

巨大レリーフ「解放へのオガリ」像は、部落解放同盟からの依頼を受けた彫刻家の金城実さん(読谷村在住)が1977年に完成させ、大阪市の住吉解放会館に設置されていました。

同会館の老朽化にともない、解体される2018年に読谷村へ里帰りしていましたが、このほど読谷村でお披露目されました。

「オガリ」とは住吉区の言葉で「叫ぶ」などの意味があり子どもを抱いて差別と闘う母親の姿がかたどられています。

金城さんは「平和の発信基地となれば」と期待を寄せていました。(26日 中部通信員 高瀬弘行)