新潟市出身で女子プロレス界を長年けん引してきた里村明衣子さんが、来年4月に引退。そして、11月9日には新潟市体育館で新潟でのラストマッチに挑みます。
そこで今の胸の内や、これまでのプロレス人生について聞きました。新潟が生んだ“女子プロレス界の横綱”が見せた涙のわけとは…(聞き手:BSN新潟放送 黒崎貴之キャスター)

“女子プロレス界の横綱”2025年4月に引退へ

―お久しぶりです。よろしくお願いします!
「よろしくお願いします!」

新潟市出身の女子プロレスラー、里村明衣子さん(44)。
現在、センダイガールズプロレスリングの社長兼選手として活躍する里村さんは、およそ30年に渡り女子プロレス界を引っ張ってきました。

その強さについた呼び名は”女子プロレス界の横綱”。

2006年撮影

最近ではアメリカの世界最高峰のプロレス団体ともいわれるWWEに挑戦。2021年には選手兼コーチの契約を結びました。
そんな順風満帆なレスラー人生にも見える“女子プロレス界の横綱”里村さんは、来年4月に引退することを決断しました。

―里村さんが引退を決断したきっかけは?
「このままの状態で全部掛け持ちはできないなと思って…この先、長くやっていけることを選択しようと思ったときに、もう現役をやめようと」

里村明衣子さん(左)と黒崎貴之キャスター(右)

そこには海外挑戦から見えたものがありました。
WWEでのプロデューサーやコーチの仕事を見て、気持ちが動いたと言います。

「私のプロデューサーとかコーチ、その人たちは元プロレスラーで、プロレスラーからプロデューサーになったりというのを見て『私もこの先、こういう立場でやっていきたいな』というのが一番でしたね」」