室堂に雪はなく…山小屋のオーナー「夏の暖かさがずっと続いてる感じ」
10月の富山の平均気温は観測史上最高の19.3℃。
1日、実際に立山・室堂に行ってみると――
髙木健至 記者
「午前8時の室堂平です。手元の温度計では7℃と表示されていて、時折強い風が吹くと、肌を刺すような寒さを感じます。ただ、周辺を見渡してみても、雪はまだ確認できません」
標高約2450メートルの室堂周辺は例年であればすでに雪が積もっていますが、まだ緑と茶色の山肌が見えていました。
室堂周辺で長年営業を続けきた山小屋のオーナーは――
立山室堂山荘 佐伯千尋さん
「去年だと大体、くるぶしくらいまでは(雪が)あったように思いますよね。普通は一面真っ白ですよね。ここまで降らないのは初めてかもしれない」
去年10月22日に撮影された写真では一面が雪で覆われていて、全く山肌は見えません。
ひさしには大きな氷柱が何本もできています。
去年11月1日の写真でも一面が銀世界に包まれ、富山を代表する冬景色が広がっています。
立山室堂山荘 佐伯さん
「平年でいうと10月20日を越えると大体真っ白になってると。夏の暖かさがずっと続いてる感じで」
観光客は――
観光客
「思ったよりあったかい。結構着こんできたのにね。ライブカメラとか見て、(雪が)ないから来られるかなって。(雪が)降ってたら来なかった」
「これから(雄山に)登るので、雪があると厳しいなって」
「もはや暑いです。厚着をちょっとやりすぎました」