パワハラ問題に揺れる舟橋村。16日採決される古越村長への不信任決議案が可決する見通しであることが複数の関係者への取材で分かりました。議員6人に対して5人の賛成が必要ですが、これまでに全員が賛成の意向を示しているということです。
関係者:
「村長に辞職して欲しい」
関係者:
「これ以上、騒ぎを大きくしてほしくない」
16日古越邦男村長に対する不信任決議案の採決が行われる舟橋村議会。
取材に対し複数の関係者が村長への不信感をあらわにしています。
舟橋村役場ではこれまでに職員4人がパワハラ被害を告発し、第三者調査委員会が調べたところ、10年以上にわたって複数の職員によるパワハラ行為が横行していたことがわかりました。
そのなかで当時、副村長だった古越邦男村長の対応も不誠実だったことも指摘されています。
16日の村議会本会議では1889年に村政が始まって以来、初めてとなる村長に対する不信任決議案が採決されます。
議長を含む議員6人中、5人以上の賛成で可決となりますが、複数の関係者によりますと、これまでに議員6人全員が賛成の意向を示していて、可決する見通しであることがわかりました。
その背景にあるのは古越村長のこの発言でした。
古越村長(13日):
「可決されたら解散する」
不信任決議案に賛成の理由として、連日の報道で村民の関心が高まっていることや、古越村長が不信任決議案が可決された場合、「議会を解散する」意向を報道陣に示していることなどから不信感をあげる議員もいます。
県によりますと記録が残っている1974年以降、県内では自治体トップ対する不信任決議案の可決は無いということです。
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