相次ぐ熊本市電の運行トラブルを受け、熊本市交通局は専任の安全管理の責任者を配置しました。

熊本市交通局 井芹和哉 交通事業管理者「これまでの知識や経験を生かしていただいて、交通局としての安全に対する取り組みというものの先頭に立って実施していただければ」

新たに専任の安全統括管理者に就任したのは元・熊本市の職員で、安全統括管理者の経験がある島田裕士(しまだ ひろし)さんです。

これまで安全管理の責任者は営業所長が兼任していましたが、九州運輸局は、この管理体制を「不十分」と指摘していました。

市電では今年、重大事故につながりかねない「インシデント」8件を含む運行トラブルが16件発生していて、熊本市交通局は来年、この管理者を中心に安全対策を担当する専門部署を新設する方針です。