「常磐もの堪能列車」に記念スタンプ 利用増へアイデアは?

県内の各路線では、現在官民一体となって利活用協議会が立ち上がり、利用を進めてもらおうと、さまざまなアイデアが進められています。

例えば、常磐線では、12月に車内で「常磐もの」を使用した料理と、浜通りの食材を使用したデザートをコース仕立てで楽しめるイベントを企画しています。料理長がメニューについて説明し、地元の人が、おいしい食べ方などを紹介するそうです。

また、同じく赤字路線の水郡線では、全線開通90周年を企画して、12月にかけて福島県と茨城県でイベントを行います。県内では、沿線14駅分の記念入場券を販売しているほか、塙町では水郡線のジオラマの展示や鉄道トークショーなどが開かれます。

磐越西線では、全線開通110周年を記念して、11月1日から対象の駅を巡るスタンプラリーを実施しています。

廃止を避けるために、沿線の市町村では今後どのような対策がとれるのか、利用拡大につながる継続的な取り組みが必要です。