■天皇皇后両陛下が参列 王室との深い繋がり

国葬には天皇皇后両陛下が参列されることが14日、発表されました。
天皇皇后両陛下は、女王自身からの招待で2020年春にイギリスを訪問し、ウィンザー城に滞在される予定でした。新型コロナの影響で延期になっていましたが、そういったことも勘案したとのことです。

1975年、49歳の時に来日したエリザベス女王。この時、女王は、現在は上皇になられた、当時の皇太子ご一家が住む東宮御所を訪問しています。

庭を散策する女王に、花を差し出している少女は当時6歳だった黒田清子さん。その花を女王が嬉しそうに受け取る様子を笑顔で見ているのは、当時15歳だった、天皇陛下です。
陛下はこの来日の時に初めて、エリザベス女王に会われました。そして、その8年後の1983年。

陛下は、イギリスのオックスフォード大学に留学。約2年間の滞在中には、王室一家が休暇を過ごすバルモラル城に女王から招待を受け訪問されるなど交流が続きました。
また、2001年にイギリスを訪問した際はエリザベス女王が週末を過ごすウィンザー城にも招かれました。
その後も、イギリス王室との交流を重ねてこられた陛下。

また、皇后雅子様も外務省に勤めていたころ、研修留学としてイギリスのオックスフォード大学に留学されています。
しかし当時は、おきさき候補として注目され報道陣に囲まれることも…
その後、両陛下の間に生まれた愛子様。高校2年生の夏、初めての一人での海外滞在先に選ばれたのは、イギリスでした。

両陛下は17日に出発し、20日に帰国される予定で、16日の閣議で正式に決定する見通しです。