そこで、若者の犯罪心理に詳しい犯罪心理学者の出口保行さんに事件の特徴について聞きました。

出口さんは、今回の事件のキーワードは2つだと話しています。
まずは「集団心理」です。
いじめと似ていますが、この手の集団暴行事件で首謀者、つまり動機を持っている人間は1もしくは2人。全員ではないといいます。
他の人は、「周りがやっているから」、「自分に矛先が向かって来たら怖いから」と、保身のために流されて犯行に及ぶ可能性があるそうです。
そしてキーワード2つ目は「ほぼノープラン」。
長谷さんは全裸で放置され、所持品もなくなっていました。
無計画さと、とっさの隠ぺいが伺え、行動とその結果がうまく結びつかない、少年特有の「想像力の乏しさ」が特徴的だと指摘しています。