「たかだて吹奏楽クラブ」の代表が安孫子真澄(あびこ・ますみ)さんです。

高楯中学校の吹奏楽部が生徒数の減少により、昨年度で廃部になることを受け、去年10月、地域の人たちが中心となって活動する「地域クラブ」を立ち上げました。

たかだて吹奏楽クラブ 安孫子真澄 代表「私、中学校の吹奏楽部のOBで自分が今も音楽を楽しんでいる原点になった場所なので、放課後音楽をするという選択肢を子どもたちに残したいなと思って」

高楯中学校から楽器の一部を借りたり、高瀬コミュニティセンターから練習場所を
提供してもらったりと、地域の理解や協力も得られ、クラブは動き出しました。

まだ練習期間も少ない4月に演奏した童謡「ふるさと」です。

その後、メンバーも増え、小学生から74歳の方まで年齢層も幅広くなりました。

子どもたちは大人から教わりながら成長しているようです。

代表 安孫子真澄さん「音楽が真ん中にあるおかげで、教え合うとか一緒に練習したりとか、自然に出来ているのが私から見ていてもいい場になっているなと」

10月20日の高瀬地区の文化祭に向け、仕上がりも上々のようです。

グロッケン 中学校2年生 安孫子真依さん「自分の音がしっかり出せて周りといい音が奏でられる演奏がしたいです」

トランペット 小学校5年生 高橋永愛さん「見ている人が自分も吹きたいってなるように見る人も笑顔になって楽しそうだなって思ってもらえるような演奏したいです」