岡山県備前市が去年行ったオリックスバファローズの観戦ツアーについてです。業務を委託したツアー会社との契約方法に違法性があるとして、市民の男性が吉村市長に対し、委託料を市に返還するよう求める訴訟を起こしたことが分かりました。岡山地裁に提訴したのは備前市の市民団体で代表を務める男性です。
備前市は去年、市民を対象にオリックスバファローズの無料の観戦ツアーを行いましたが、訴状などによりますと市は、ツアー会社と競争入札を必要としない「随意契約」を結び、約500万円の業務委託料を支払ったとされています。
原告の男性は「予定価格が50万円を超える業務委託を随意契約で行うのは競争入札を原則とする地方自治法に反している」として契約方法について指示を出した吉村市長に対し、市に約500万円を返還するよう求めています。
男性は以前、市に住民監査請求を行いましたが、請求要件を満たしていないなどとして棄却されたため、今回提訴したということです。
吉村市長は「訴状を見ていないのでコメントできない」としています。
※市長の名前(吉の上は土です)